ここでは全日本劇場大貧民協会公式ルールについてご説明いたします



基本的な大貧民のルールについては
取り上げているWEBSITEがあまた存在しますので、
そちらをご覧になっていただければいいと思うのですが
念のため、ごくごく簡単に説明しておきます。

大貧民とは
トランプのゲーム
です。
2が最も強く3が最も弱いというカードの強弱の中と
カードを出す際の様々な制約や条件下で、
自分に配られた手札を少しずつ出していって
いち早く手札をなくした人が勝ち!
というバロック式なゲームです。

おそらく上記のような簡略極まりない説明では
大貧民をご存知でない方が理解を深めることは難しいと思いますので
大貧民を知っている人に聞いてみることを推奨いたします。



さて、ここから先では
全日本劇場大貧民協会独自のルール
に関しまして詳しくご説明差し上げます。


読んでいる途中で不明な語句が出てきた場合には用語集をご確認下さい。
それでも解決しない場合は、管理人はしもまでお問い合わせ下さい。


基本的な出し方
出す順番は常に時計回り。
自分の番が回ってきたら、場に出ているカードよりも強いカードを出していく。
場に出ているカードよりも強いカードを保持していない場合、
もしくはカードを出したくない場合にはパスを宣言することで自分の番が飛ばされる。


ゲームの開始はダイツ(ダイヤの3)から。
ダイツを持っている者がダイツを出してゲームスタート。
その際、ダイツが含まれていれば
トイツやアンコ、連番もしくはイーペーコーで出すことも可能。


トイツ
いわゆる2枚出しのこと。
権利者は同じ数字のカードが2枚あればまとめて出すことができる。
権利者によって場に2枚カードが出された場合、
他のプレイヤーも2枚で出さなければならない。


アンコ
いわゆる3枚出しのこと。
権利者は同じ数字のカードが3枚あればまとめて出すことができる。
権利者によって場に3枚カードが出された場合、
他のプレイヤーも3枚で出さなければならない。


カンツ
いわゆる4枚出しのこと。
出した瞬間に革命となり、
そのゲームが終わるまでカードの強さが逆転したままになる。
革命に対して再度カンツが出された場合には王政復古となる。
王政復古に対して再度カンツが出された場合には独立となる。
しかしながらその確率は天文学的な数字であろう。


8切り
8を出した場合、その場が流れて権利を得ることができる。
ただし、連番に8が含まれていても8切りとはならない。


イレブンバック(選択制)
Jを出したプレイヤーはカードの強さを逆転させる選択をすることが可能。
「上」と言えば3が最も弱く、2が最も強い場に、
「下」と言えば2が最も弱く、3が最も強い場に変わる。
この効果はその場が流れるまで続く。
ただし、連番にJが含まれていてもイレブンバックの選択はできない。


革命
そのゲームが終わるまで、カードの強さがずっと逆転したままになること。(上記イレブンバック参照)
革命を起こす方法は複数存在し、
もっともよく見られるのがカンツである。(上記カンツ参照)
(その他の手段としてノベタンイーペーコー8枚連番がある)


連番
同マークで数字が3枚以上連続している場合は それらのカードをまとめて出すことが可能である。
(例えば◇5◇6◇7など)
連番が出された後には、他のプレイヤーは、
カードの数字が場に出ているカードの数字よりも上で
かつ重ならない連番になっていれば出すことが可能。
(例えば456だったら789やJQKなどなら可能。567や678は出すことができない)

4枚以上の連番で出すことも可能。その場合も同様の考え方をする。
ただし連番に8が含まれていても8切りの効果は無く、
Jが入っていてもイレブンバックの選択権も無い。
また
8枚連番(8枚以上の連番)は革命となる。

☆ちなみに・・・☆
8枚連番はかなり難易度が高く、実際には不可能に近いと考えられていたが、
2004年の夏にむぅ9枚の連番(678910JQKA)を達成した。
あれはすごかった。ニュートンよりすごいと言っても過言ではない。 今後も永く語り継がれていくことだろう。


イーペーコー
同じ数字の連番を2組合わせた状態で出すことができる。
(例えば◇4◇5◇6と456)
基本的な規則は連番と同じである。
ノベタンイーペーコー(4枚以上の連番のイーペーコー)革命となる。

☆ちなみに・・・☆
ノベタンイーペーコーは2007年4月にじゅんこが達成。


サンレンコー
アンコが3組連続している場合(マークは違っていても構わない)
それらをまとめて出すことが可能である。
(例えば555666777やQQQKKKAAAなど。)
革命とはならない。
☆ちなみに・・・☆
サンレンコーは2007年7月16日にむぅが達成。


見よ!これがサンレンコー!
(この時は革命が起こっていたので、致命的に弱いカードの塊です。)


イッツー
カードが配られた時点で(2ゲーム目以降はカードを交換した時点で)の手札が、
マークに関係なく3〜2まで1枚ずつ(14枚のプレイヤーは3〜2に加えJOKER)が1枚ずつあれば、
その手札を他のプレイヤーに見せることによって即勝利となる変則ルール。
この時他のプレイヤーに見せられたカードは流れ扱いとなる。


JOKERについて
JOKERはどのカードよりも強いが、他のカードと組み合わせることはできず、1枚でしか出せない。
またハートの3(ハーツ)には勝てない。
ハーツを持っているプレイヤーは、たとえすでにパスを宣言していたとしても
ジョーカーが出た際にハーツを出すことができる。出せば即座に権利獲得。

また、JOKERであがってはいけない。(誤ってJOKERであがってしまうと次ゲームは大貧民)


パスについてのルール
1度パスを宣言したら、基本的にはその場が流れるまでパスしたプレイヤーはカードを出せない。
ただし、イレブンバックや革命で「下」になった時にはパスが1度リセットされる。
また、例外としてジョーカーに対してのハーツは出すことができる。

はっきりとパスを宣言しないと、誤ってカードを出してしまったりするので
マナーとしてパスの宣言は明確に行いましょう!


プンリー
他のプレイヤーがパスを宣言していないのに、うっかり飛ばして手札を出してしまったり、
アンコが場に出されているのにトイツで出してしまったり、
間違えて手札を出してしまったとき、
そのカードは手札に戻さず他のプレイヤーに開示したままゲームを続けなければならない。


人数の規則
4人で行う。
大富豪・富豪・貧民・大貧民のヒエラルキー(階級制度)は以下の要領で。
2ゲーム目以降は手札が配られた時点で
大富豪は不要なカードを大貧民に2枚、
富豪は不要なカードを貧民に1枚、
貧民は一番強いカードを富豪に1枚、
大貧民は一番強いカードを大富豪に2枚、
それぞれ渡してからゲームスタートとなる。


以上、プレーを積み重ねているうちに自然にわかるようになります。「習うより慣れろ」でございます。